- ネットにはいろいろなサイトでHowToがあるので、そちらを参考にしたほうが良いとは思いますが、子供を撮影するにあたって数台のカメラを使い、また10歳児くらいまでを撮り続けたことで、私が蓄積したポイントを書き留めておきます。
レンズ画角はすべて35mmフルサイズ換算です。 - まずはレンズの選び方と撮影の設定に関して。
・動き出すまで(新生児~0歳児)
ストロボを使う方が瞳にアイキャッチが簡単に入り、生き生きとした表情にはなりますが、子供にストロボを向けることによるストレスも心配。なのでストロボは極力使わず、蛍光灯を上手く瞳に入れて撮る方法を使うとよいでしょう。
また屋内撮影かつ低照度(暗いところ)での撮影がメインになるので、カメラは高感度耐性の高いフルサイズセンサーのものを推奨します。画角は最短撮影距離の短いレンズ(近くによって撮りやすい)で、35mm~50mm付近のものが一番使いやすい。
・よちよち歩きの頃(1歳児~)
上記に加え、動くようになっているので被写体ブレをしないようシャッタースピード(以下SS)も確保したい。具体的にはSSが1/125を確保しないと動きが止まらないので、それよりも遅いSSではブレた写真が多くなる。逆に手の動きやハイハイの動きを表現したい時はSSを1/30くらいまで遅くすると雰囲気がでる。
レンズは50-85mm付近が一番使いやすい。
・活発に動く(2歳児~)
屋外でも写真を撮る余裕ができるころ。屋外ならば明るく、また望遠レンズも必要になるので、このころならAPS-Cサイズのセンサーを搭載するカメラでも大丈夫。
また徐々に動きも早くなりピント合わせが大変になってくるので、動く被写体を撮るのが楽なカメラがよい。最近のカメラならミラーレスカメラには顔検知や瞳検知が搭載されているので、それらのカメラを選べるなら強力な武器になるはず。
・外での撮影(3歳児〜)
これより先はあまり変わらなくなってきますが、6歳〜は小学校にも行く頃ですので一緒に遊ぶというより一緒にお出かけした先で子どもたちが勝手に遊ぶ風にもなってくるでしょう。こうなってくるとレンズぼ望遠で70mm〜のレンズが欲しくなってきます。広い公園で、顔のアップがほしい場合、300mmクラスも視野に入れたほうが良いかもしれません。
ストロボは記念撮影以外では使わなくなり、子供と一緒に動く人なら軽いカメラに望遠レンズが一番ストレスが少ないかと思います。
また撮影時の設定ですが、動く子供達にピントを合わせるため、絞りを少し絞って撮る方が被写界深度も稼げて、ピントの合う範囲も稼げるので、
カメラ選びに関して
・2021年10月現在
一眼レフ機であれば、ニコン、キヤノンのいずれかのメーカーを選べば間違いありません。
ミラーレス一眼であれば、上記に加えてソニーも良いですね。
出来る事ならば実際に触ってから買うカメラを選ぶと良いでしょう。通販でも良いのですが、可能ならば店頭で相談できるカメラ店で購入することをお勧めします。
関東、首都圏や地方都市近郊であればヨドバシカメラの店員さんは詳しい人が多い印象です。
私の地元の栃木県であれば、サトーカメラがすごく頑張ってます。
家電量販店では、基本的にカメラに詳しい店員さんはいないと思って良いでしょう。たまたまいたなら、その店員さんがカメラ趣味なだけだと思います(暴言(笑))